受注生産

じゅちゅうせいさん

受注生産とは、顧客からの注文を受けてから、製品の製造や生産を開始する方式のこと。

〇受注生産のメリット
・在庫リスクがない
注文が入ってから製品の製造が始まるため、余剰在庫や売れ残りのリスクを一切持たずに運用できる。また倉庫代や管理費、売れ残った製品の廃棄ロスが発生しないため、在庫コストの削減にもつながる。

・カスタマイズができる
顧客の要望に応じた(サイズ・色・仕様など)製品を提供できるため、満足度の向上や競合他社との差別化を図りやすくなる。

・需要変動に強い
大量生産による在庫を抱えないため、市場の急激な需要変化の影響を受けにくいというメリットがある。

〇受注生産のデメリット
・納期までに時間がかかる
注文を受けてから製造を開始するため、商品の完成までに一定の時間が必要になる。また、注文が集中すると、生産が追いつかず、納期がさらに延びる可能性がある。

・コストが高くなる
少量ずつ生産する場合、大量生産と比べて1個あたりの製造コストが上がることがある。また、原材料も大ロットでの購入ができないことが多く、調達コストが割高になることがある。

・チャンスを逃すことがある
リードタイムが長くなると、市場需要が高まってもすぐに製造・販売することができず、売り時を逃してしまうことがある。

〇受注生産が向いている製品・特徴
・高単価・高付加価値な製品
注文住宅や高級家具、オーダーメイドスーツなど、高付加価値な製品は、顧客ごとの細かい要望に合わせる必要があるもの。

・製造原価が高く在庫リスクが大きい製品
船舶や大型特殊車両など、完成品の保管スペースやコストが膨大になるため、あらかじめ製造ができないもの。

・試作段階のもの
仕様がまだ固まっておらず、需要の予測も難しいため、あらかじめ大量に作るのではなく、まずは少量の試作・検証を行う。

受注生産は、注文を受けてから必要な分だけ生産することで、在庫リスクを抱えるリスクや無駄な生産を抑えることができる生産方法である。需要が予測しにくい商品において、効率的に生産・提供するための方法の一つといえる。

CONTACT

日総工産株式会社への
お問い合わせはこちら