201803.02
人材ビジネスの知識派遣法

人材派遣の仕組み

人材派遣とは

人材派遣(労働者派遣)とは、派遣元の雇用する労働者が、派遣先の指揮命令の下で就業する形態です。

派遣事業は「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律(労働者派遣法)」にもとづいておこなわれます。

労働者派遣事業は、国の許認可(労働者派遣事業許可)事業であり、財務基準や教育訓練体制など、一定の要件を満たした事業所のみが行えることとなっています。

 

 

労働者派遣は、本来同一である雇用関係と指揮命令関係を分離した形態であるため、労働基準法や労働安全衛生法における派遣先と派遣元の責任区分についても明確にしています。

派遣先は指揮命令に関わる責任を持ち、職場の安全衛生環境整備や業務内容、労働時間管理について義務を負います。一方、派遣元は、給与の支払いや有給休暇の付与、時間外・休日労働の届出など、主に労務管理に関する義務を負います。

派遣禁止業務について

派遣法によって、派遣することが禁止されている業務は以下のとおりです。

  1. 港湾運送業務
  2. 建設業務
  3. 警備業務
  4. 病院等における医療関係の業務
  5. その他派遣が適正でないもの(弁護士、会計士、税理士等)
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