201803.08
人材ビジネスの知識派遣法
派遣と請負の違い
人材派遣とは
人材派遣(労働者派遣)とは、派遣元の雇用する労働者が、派遣先の指揮命令の下で就業する形態です。
業務請負とは
発注者から業務を請け負い、受注者はその業務の完遂をもって報酬を受ける形態です。
請負と派遣の違い
製造業務請負の場合、請け負った業務を発注者の工場の一部をお借りして行うため、派遣との区別が不明瞭になりがちであることから、「告示37号(※)」の基準にのっとり、受注者である請負業者が業務の独立性の確保や指揮命令権の発揮により、委託された業務を完遂することが求められます。
(※)告示37号とは
労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準(昭和61年労働省告示第37号)(最終改正 平成24年厚生労働省告示第518号)のことで、1985年に派遣法が初めて法制化された際に、請負との区別を明確にするために発信したもの。