理系のバックグラウンドを活かしながら自分らしいキャリアを築いていく。


INTRODUCTION
大手半導体メーカーで、生産性向上のためのプロセス改善業務に携わるNさん。大学で学んだ専門分野を活かしながら、日総工産のエンジニアとして働く醍醐味とはどのようなものなのでしょうか。Nさんの入社動機や現在の業務内容、今後の目標などについて伺いました。

業種の多様さと人を大切にする社風に惹かれ、入社を決意。
大学では化学を専攻し、医薬品に使われる物質の研究を行っていました。就職に向けては、大学で学んだことを活かせる仕事か、自分の好きなメディアなどに関わることができる仕事のいずれかに就きたいと思い、この2本柱で活動。前者は化粧品や食品メーカーの研究開発、後者はテレビの制作会社なども受けましたね。
化学系のエンジニア職も検討していたところ、就職エージェントから「派遣元に正社員として在籍しながら、企業に派遣されて働くスタイルもある」と聞いて興味を持ちました。メーカーに就職して1つの分野を極めるのもよいけれど、理系のバックグラウンドを活かしながら、さまざまな分野を経験できる働き方に大きな魅力を感じたのです。
複数のエンジニア派遣会社を検討するなか、日総工産を選んだ大きな理由は「人を大切にする会社」だと感じたから。インターンシップや会社説明会で、私からの質問に丁寧に対応してくださったことが印象的でした。また、入社後の資格取得支援や研修制度が充実していることも、社員ケアが行き届いている証だと感じました。さらに、派遣先の業種も多様で、この会社なら、専門性を軸に幅広い分野を経験しながら成長し、自分らしいキャリアを築いていける。そう思い、入社を決めました。

大学で学んだ化学の知見を活かせる理想の仕事に出会えた。
入社後は、会社所有のテクニカルセンターで4カ月間にわたる新入社員研修を受講。座学だけでなく、実機を使いながら行う現場に近い環境での実習は、理系でも初めて知ることや体験することが多く、とてもためになりました。たとえばセンター内では、階段や廊下は決められた通路を歩く、「ながら歩き」をしないなど、工場内と同じルールのもとで生活し、工場で身の安全を守るために必要な知識を学びます。この研修のおかげで、いざ現場に入ったときも戸惑うことなく、先輩の皆さんと同じように振る舞うことができました。
現在は、大手半導体メーカーで半導体製造のプロセス改善業務に就いています。私たちのミッションは、半導体製品の品質不良を減らし、生産性を向上させること。製品の加工処理に使われる薬品が不良の原因になることもあるので、化学反応などを利用して不良を引き起こしている物質を特定し、除去するのが私の主な仕事です。普段はパソコンと向き合い、数値やグラフなどのデータを見ていることが多いですね。
私が所属するチームは20名のメンバーから成り、他部署の人たちと関わることも少なくありません。まわりには半導体や装置など各分野のプロフェッショナルが揃っているので、分からないことは詳しい人にどんどん聞いて、自分のモノにするようにしています。
実をいうと、配属されるまでは半導体と化学との関係性についてあまりイメージが湧かず、大学での経験が役に立つのか不安な面もありました。しかし実際に働いてみて、半導体製造に化学が大きく貢献していることがわかり、嬉しくなりました。まさに大学で学んだことを活かせる仕事で、学生時代の夢を実現することができています。
休日はしっかり休めるので、映画を観たり、好きなアーティストのライブに行ったりと趣味を満喫しています。平日は仕事に集中し、週末は好きなことを楽しめる今の生活は理想的ですね。

さまざまな分野を経験しながら、エンジニアとして成長し続けたい。
私の仕事は、やったことの成果が数字にはっきりと表れるのがよいところ。たとえば、自分たちの考えた改善策で生産性が0.1パーセント向上したというように、業務の成功をこの目で確かめられたときは大きな達成感を感じます。
振り返れば、現場に入ったばかりの頃は1つの案件をこなすのに精一杯でした。それを1つ1つクリアしていくうちに任されることが増えていき、今では同時並行で複数の案件をこなせるようになりました。エンジニアとして少しは成長した証かなと思います。今後は品質管理に関する資格である「QC検定」の2級を取得し、知識をもっと増やしたいと考えています。日総工産には資格取得支援制度があるので、この環境を活用してスキルアップしていきたいですね。
これからの目標は、半導体分野をもっと突きつめたいというのが一番ですが、日総工産には幅広いキャリアの選択肢があるので、その先もさまざまな企業、分野を経験しながら、エンジニアとして成長し続けていきたいということ。そして自分のことだけでなく、周りの人たちも支えられるだけの力をつけ、将来は、みんなから頼りにされるエンジニアになれたらと思います。